2014年2月23日日曜日

ピクルス通信no.245 「谷川俊太郎 ことばとアート」展

「谷川俊太郎 ことばとアート」展(文化フォーラム春日井・ギャラリー/~3月30日)に行ってきました。

谷川俊太郎と画家・絵本作家・写真家・書家たちとのコラボレーション作品が展示されています。

元永定正、レナード・ワイズガードの原画、乾千恵の書が見応えありました。

安野光雅との仕事である書籍『すき好きノート』が会場の一角に。

すき好きノート
谷川 俊太郎
アリス館
2012-10-18


片側のページに谷川氏から読者への質問と自身のエピソードが書かれ、もう片側ページには読者が自由に書き込んでいくという趣向。

本とともに色鉛筆がまるまる用意されており、芳名帳よろしく会場に来た人が思い思いに書き記していました。

例えば「もし一度だけ人生のある時に戻れるとしたら?」の質問に対し、やわらかい黄緑色鉛筆で「生まれたとき。」、達筆な字で「今朝」と書かれている隣で「05年横浜ベイスターズ優勝!」(事実ではないのがミソ)。京都・貴船神社ちかくの喫茶店で恋人たちが想い想いを書き綴った自由帳を見たとき以来の生々しさを堪能しました。

「一番好きな曲は何ですか?」の質問。なかなか人前で公表するには勇気がいることでしょう。

「ジョン・コルトレーン My Favorite Things」
「Spain  Michel Camilo」

何か信条めいたものが感じられます。

「セロリ(プロトタイプ)」
「〈初音ミク〉ならなんでも」

よくぞ書いてくれました。

心打たれたのは、筆ペンで書かれた「アイネクライネナハトジウム」

「ナハトムジーク」の間違いかと思いますが、いや、これを書いた人にとっては我が生涯の「アイネクライネナハトジウム」なのだろうな、と胸が熱くなりました。

若竹純司(客)



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