2012年5月13日日曜日

ピクルス通信no.153 なんのこれしき

友人に誘われてDrawsomethingなるゲームアプリを始めた。

2名で行う。一方がお題に従って指先でイラストを描き送り、もう一方がそのイラスト(+イラストが書かれた過程)を受け取り見てお題を推定し英単語で答える、というもの。

私は渾身してイラストを描く。

なのに、友人は答えを当ててくれない。

数日後に「ギブアップ。あんな下手な絵でわかってたまるか」とメールがくる。

自覚はしている。

自分で描きながらその下手ぶりに笑ってしまうほどには。

下手なもの。

球技がいけない。

送球を中学高校と6年間続けたが、いっこうに上達しなかった。

思い返してみると、特別好きなスポーツでなかったことにも気付く。

おしなべて球技全般が下手だ。

野球、蹴球、排球、籠球、卓球、避球、庭球、羽球撞球、十柱球、、

駄目だ駄目だ。

一生涯、孔球なんぞするものか。パチンコも。玉だって球。

イスティクバルと即興 (Istikhbars and Improvisations)
ムスタファ・スカンドラニ/イスティクバルと即興

ピアノも下手だった。

お稽古事であった事情に加え、先生の邸宅を飾る妙にバタ臭い調度品の数々が、ますますそれから私を遠ざけた。

とはいえ、やめて十何年経ってもなお、リスナーとして最も愛着を抱く楽器としてピアノに接し得ているのは、その甲斐があってのことだろうか。

アルジェリアの大音楽家、ムスタファ・スカンドラニによるアンダルシア古典音楽のピアノ独奏曲集を聴いている。

タワーレコードでレコメンドされていたのに釣られて買っただけのことで、そこには私の趣味探求の努力など微塵もないけれど、「ずいぶん遠くまで来たなぁ」という感慨がわく。

アラビア版ゴルドベルク変奏曲と称され、オリエント、西洋、アフリカが交錯する音楽とも評される音楽。一度耳にしたらそれまで見ていた景色ががらりと変わってしまうほどの強烈な世界を有している。右手が千鳥足のごとく旋律を連ねていくのが特徴で、それは突拍子もないようで冗長でもあるようで、人によっては「この弾いている人、下手なの?」と受けとめるかもしれない。喝!

若竹純司

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