2011年11月20日日曜日

ピクルス通信no.128  イム

今年一年にわたって我が家の和室にささやかな平安をもたらしてくれたのは仏像カレンダー。

ラストを飾る11月/12月の頁には奈良・子島寺所蔵「十一面観音立像」(現在は東京国立博物館に寄託)が蓮の花を持ってたおやかな表情をみせている。

蓮の花は別名「れんげ」。料理の際に用いる木の杓「れんげ」はその形が蓮の花に似ているから名付けられたという。であれば自宅で仏像コスプレを楽しもうとする際は誇りをもって「れんげ」を持てばよかろう。

子島の観音様も他の観音様の例に漏れることなく、ただ直立するでなくちょっと「しな」をつくってお立ちになられており、色っぽい。これもコスプレの際には「らしい!」と思わせる大切なポイントになろう。

仏像コスプレをする機会がめったにないにしても(とはいっても我が家に蔵書される『やさしい仏像の見方』(新潮社)に「菩薩の着付」「仁王の着付」といったコーナーがあるのは一定層の存在を伺わせる。ところで仏像コスプレの略称を考えてみると「仏コス(ブツコス)」になりそうだが、よりポップにアピールするには「仏」の字を解体し「イムコス」にすべきだと考える)、初対面で会う人に「お好きな仏像は?」とぶっこまれる可能性は十二分に考えられる。好きな食べ物、好きな音楽、好きな本、好きな映画、ときてからの。

一体も名を挙げることできず、さもなくば「奈良の大仏」という短絡的な発言に逃げ、冷や汗をかくことになる自分の姿が目に浮かぶ。

あわてて仏像カレンダーを逆さにめくっては一体一体眺めている。

Canto Do Paje
Maria Bethana: Canto Do Paje

仏像に翼が生えている!

副タイトルに「song of the shaman」とあるから呪術者の姿なのだろうが、これはどう見ても。

しかもちゃんと「しな」をつくって飛んでおる。

MPB(ムジカ・ポプラール・ブラジレイラ)の女王、マリア・ベターニャの歌声は力強く中性的。私はなかなか彼女の歌声に惹かれることはできず、「中性的な声」ということであれば4歳年上の実兄カエターノ・ヴェローゾのほうを好んで聴いていきたい。しかしこの一枚に関してはジャケットの力に押し切られて購入した。

ジョアン・ジルベルトやニーナ・シモン(!)のゲスト参加が貴重。

若竹ネ申

6 件のコメント:

  1. 去る残し掛け2011年11月20日 18:58

    全然、話は違いますが、小学校時代の友人(否、僕にははたして友人と呼べる様な気安い存在はいたのだろうか。同級生に訂正)の「江口くん」のあだ名は、「シエロマン」だったな(でも、ぼくはそんな「フランク」にあだ名で同級生を呼んだ事など一度たりともなかったのだな)

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  2. 去る残し掛けさん

    その語り口調からどなたかと判断ついてきました、、、、今度問いつめます!

    シエロマン、お洒落ですな。小学生の分際で。

    みんな、トモダチ。

    若竹

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  3. イム像カレンダーとは渋いですね!
    子系さんのイムのような笑彦頁を見てたら、
    プロ里予王求の王求団はやはり金持ちの道楽・ロマンであるべきだな~
    との思いを強くした週末です。

    大イムマニアという、全国の大イムを見て回る人もいるそうですね。
    久イ呆田豊秋

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  4. 久イ呆田さん

    まいどです!

    遊んでくれましたねー(笑)
    や、お手数おかけしました!力作感謝です。

    この週末はフラストレーションたまりましたねー!
    子孫さん毎日来てましたね。多忙を縫って。

    イムブームはなんてったって、みうらじゅんといとうせいこうのDVD『見仏記』シリーズが起爆剤になってますよね。面白いんです!

    若竹

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  5. ご無沙汰でした。チョイバカオヤジです。
    四諦を悟れぬ凡夫(小生だけのことかもしれぬが)が六波羅蜜の菩薩行を遥かに望みつつノタウチ回る(イムコスはしないけどね)フリージャズナイト(何のこっちゃ?)の情報も見てね↓
    http://spacelacs.mediacat-blog.jp/

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  6. GTさん

    悟れません、悟れません、もう簡単に「悟る」なんて使えません。

    ブログ、チェックしてますよ!

    わかたけ

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