2011年11月13日日曜日

ピクルス通信no.127  星問題


「服のサイズを統一してほしい。このメーカーはMだけどこのメーカーだとLとか意味わかんね。」

ーーー バカリズム(11月13日のTwitterより)

私の勤める書店チェーンにはウェブサイトがあり、膨大な数にのぼる書籍の検索ができる。それぞれの書籍につき、お客さんはもとより全国の店舗スタッフが自由に書評を書くことができる。それも仕事のひとつ。

書評に際しては評価をあらわす星をつけることになっており、選べるのは1つ星から5つ星まで

私はいつも悩んでしまう。星1つと星2つの違いは。星3つと星4つの違いは。

その微妙なラインが引けぬ。

もとよりレビュアー全員に「星1『とるに足らぬ作品。買って損をした』、星2『最後まで読みはしたものの首をかしげるところ多々』、星3『可もなく不可もなく。暇つぶしにはちょうど良かった』、星4『おもしろい。人に薦めることができるレベル。』星5『たまげた。人生感が変わった。読まねば損、ひいては愚』」といった共通理解があるわけでもない。

星1つと星2つの違いは。星3つと星4つの違いは。

前提として、書店員の立場でオススメの本だからこそ紹介しているのだから、紹介するかぎりにおいては星5つでいいのではないか。

「愚作には沈黙を。傑作には拍手を!」

RADAMES NA EUROPA COM SEU CONJUNTO (ハダメス・ナ・ヨーロッパ)
RADAMES NA EUROPA COM SEU CONJUNTO


ジャケットが既に星8つの評価を示す。

クラシックからポピュラー音楽まで幅広く仕事を成したブラジル音楽界の巨匠ハダメス・ニャッタリが率いるジャズ6重奏楽団。

ニャッタリ自身のピアノも聴きものだが、なによりもアコーディオン(by シキーニョ・ドゥ・アコーディオン)とハーモニカ(by エドゥ・ダ・ガイーダ)の参加が作品のトロピカルなカラーを決定づけている。繁華なリズム・朗々なメロディーが品の良いアレンジと見事なアンサンブルによって堪能できる佳作。

THINK!recordsによるperolas brasileirasシリーズはゆっくり一枚づつ買っていこう。

若竹あきら

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